4・9反核燃の日全国集会ニュース「470人結集で反核燃・反原発訴える!」2025年4月16日版

新聞画像2枚の下にテキスト化した
本文がございます。

 

 

第40回4 9反核燃の日全国集会

 

470人結集で
反核燃・反原発訴える!

 

全国から470人が結集した
全国集会(青森市文化会館)

 

 今年で40回となる節目の反核燃の日全国集会は、4月5日(土)の「全国集会」を中心にその前後に、「関係機関への要請行動」「全国交流集会」「現地抗議集会」「市民集会」等々と続き、青森県

 

 「反核燃・反原発」の力強い声におおわれました。

 

 第40回4・9反核燃の日全国集会は、同実行委員会主催によって、4月5日(土)14時から青森市の「青森市文化会館」で全国470人の結集を得て開催されました。

 

 主催者の原水爆禁止日本国民会議谷雅志事務局長と、同じく主催者として、青森県反核実行委員会今村修実行委員長から、原発、核燃をめぐる情勢と私達の闘う決意が力強く訴えられました。

 

 青森県反核実行委員会吉川事務局長から基調報告があった後、全国からの報告として ①原子力資料情報室松久保肇事務局長 ②核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団浅石紘爾代表、柏崎刈羽市民ネットワーク星野幸彦代表からそれぞれ貴重な報告と闘う決意が述べられました。

 

  核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会の戸川雅子実行委員から「集会アピール」が読み上げられ、全参加者で確認し合いました。

 

 また「4・9反核燃の日全国集会へのメッセージ」が「六ヶ所再処理工場に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク(原子力資料情報室など6組織)から全国集会に送り届けられ全参加者に配布されました。

 

 締めの団結ガンバロウは、青森県平和推進労働組合会議阿部一久議長の音頭によって力強く、高らかに三唱されました。

 

 閉会のあいさつはフォーラム青森の藤田誠代表、司会は自治労の葛西沙央里さんでした。

 

 集会終了後には青森市内をデモ行進し、反核燃反原発を力強く訴え続けました。

 

主催者 原水禁
事務局長 谷雅志氏

 

主催者 反核実行委員会
委員長 今村修氏

 

集会後は青森市内をデモ行進

 

浅石紘爾氏

 

星野幸彦氏

 

戸川雅子さん

 

阿部一久氏

 

藤田誠氏

 

原子力資料情報室
松久保肇事務局長
エネルギー基本計画の問題点

 

「4・9反核燃の日」全国市民集会で講演

 

 「4・9反核燃の日全国集会」の直前の4月5日(土)11時30分からは、青森市文化会館で「全国市民集会」が開催されました。

 

 原子力資料情報室松久保肇事務局長から「第7次エネルギー基本計画」の問題点のお話しがあり、原水禁青森県民会議今村修代表等のあいさつ、報告があり盛会に終わりました。

 

全国市民集会で講演する原子力
資料情報室松久保肇事務局長

 

4・9反核燃の日
全国集会 実行委員会

原水爆禁止日本国民会議
原子力資料情報室
青森県反核実行委員会
(社民党・青森県平和労組会議、フォーラム青森)
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会

 

青森・福島・北海道から報告

 

「4・9反核燃の日」全国交流集会

 

 「4・9反核燃の日全国交流集会」は、全国集会のデモ行進の直後4月5日(土)17時から青森県労働福祉会館で開催されました。

 

 主催者の谷雅志事務局長のあいさつと地元原水禁青森県民会議今村修代表のあいさつのあと反原発・反核燃を闘っている青森・福島・北海道からそれぞれ報告がありました。

 

 核の中間貯蔵はいらない!下北の会からは野坂庸子代表が、六ケ所の花とハーブの里の菊川慶子さんが、大間原発に反対し闘ってきた大間の熊谷あつこさんからはそれぞれの厳しい闘いの経過について報告がなされました。どうして青森県の下北半島が原発・核のゴミ捨て場にならなければいけないのか!と。

 

4・9反核燃の日
全国交流集会も多くの
地域からの報告がありました。

 

核燃・原発いらない

 

原発・核燃やめろ!

 

13機関に要請・交渉

 

むつ市に要請する
今村修氏

 

 原発、核燃推進側の青森県と市町村、核燃、原発事業体に対する「核燃・原発やめろ!」とする要請・交渉行動も4・9反核燃の日の重要行動です。要請・交渉する機関が13もあることから大間コースと六ケ所コ-スの2手に分かれて実施しました。大間コースは遠いこともあり前泊行動で4月3日と4日、最後には両コースが合流して県交渉を実施しました。

 

<要請要旨>

(1) 北村青森県知事が1985年4月9日核燃サイクルの受け入れを表明。(この月日を受けて私達は「4・9反核燃の日」と言い続けてきました)

 

(2) その翌年1986年ソ連のチェルノブイリ原発事故が起き、2011年福島原発事故となり原発の安全神話は崩壊しました。

 

(3) 以上の事故を受けて世界中で脱原発の動きが進み、ドイツでは昨年脱原発社会を実現しました。一方原発事故を起こした日本は逆に原発回帰へと突き進んできました。

 

(4) しかし、六ケ所再処理工場は着工から間もなく32年となるが竣工出来ず27回も延期しています。その間重要な施設の老朽化が進行して危険が増しています。その上、地震の巣と言われる下北半島は今後日本海溝、首都直下、南海トラフ地震が予測される中、その安全性が緊急の課題です。

 

(5) 昨年1月1日に能登半島地震が発生し大きな被害を受けました。これを教訓とするならば、現在下北半島にあるすべての原子力施設は殆ど停止しており、すべての施設の建設や再稼働を中止し、撤去すべきす。

という内容のものですが、要求・要請には応ずる事がないため、強く申し入れをし、公開質問をし文書での回答を求め終えました。

 

電源開発へ

 

東通村へ

 

リサイクル燃料貯蔵(株)へ

 

青森県に要請書手交

 

青森県交渉を実施

 

要請した13関係機関

・青森県知事
・むつ市長
・大間町長
・六ケ所村長
・東通村長
・電源開発(株)社長
・リサイクル燃料貯蔵(株)代表社長
・東北電力(株)取締役社長
・使用済燃料再処理・廃炉推進機構理事長
・資源エネルギー庁長官
・原子力規制委員会委員長

 

現地六ケ所
再処理工場抗議集会

 

反核燃の声 六ケ所にこだま!

 

現地抗議集会で主催者
あいさつする今村修氏

 

 青森県反核実行委員会が主催した「4・9反核燃の日現地抗議集会が4月6日(日)六ケ所村再処理工場前で行われました。

 

 青森県と全国の参加者80名で集会とデモを行いました。

 

 集会では、核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団山田清彦事務局長の司会で進み主催者あいさつでは青森県反核実行委員会今村修実行委員長から闘いの経過と決意が述べられました。

 

 連帯のあいさつとして原水禁谷雅志事務局長からの決意表明がありました。

 

 現地報告として六ケ所の新しい風遠藤順子共同代表と花とハーブの里菊川慶子さんの報告があり、その後デモ行進で「核燃反対」を叫びました。

 

 「4・9反核燃の日現地抗議集会」と六ケ所でのデモ行進で全体の行事が終了しましたが、このあと原水爆禁止日本国民会議が呼びかけて「4・9反核のフィールドワーク」に取り組みました。

 

 参加者は、現地抗議集会とデモ行進に参加したあと、日本原燃PRセンターで日本原燃の説明・質疑応答・見学を行いました。

 

 4月4日(大間コースは4月3日から)から6日まで本当にご苦労様でした。

 

花とハーブの里
菊川慶子さん

六ケ所の新しい風
遠藤順子共同代表

六ケ所村をデモ行進
“核燃サイクルやめろ!”

 

シュプレヒコールの
核燃料搬入阻止実行委員会
小熊ひと美さん

 

青森を核のゴミ捨て場にするな!

 

核燃・原発こんなものいらない!

 

「4・9」盛り上げに一役!

 

日音協うた声で奮闘

 

 今年も「4・9反核燃の日全国集会」盛り上げに一役買って出たのが、うた声日音協の仲間達です。開会前、文化会館大会議室から、集会スローガンと同じ内容のうた声が響き渡りました。

 

 日音協(日本音楽協議会)の青森、秋田、岩手の仲間達だそうです。曲目も「核燃サイクルNO!」「あたりまえの地球」「よみがえれ、ふるさと」「嘘だったんですよねー」などでした。

 

うた声で盛り上げた
日音協のみなさん

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