青森県連合副代表の小熊ひと美青森市議会議員の6月定例会の一般質問が6月9日、午前11時から約1時間にわたって行われました。

今議会で小熊議員は、壇上から高レベル放射性廃棄物ガラス固化体の六ヶ所村再処理施設からの搬出期限が2025年4月25日から2045年4月25日まで(搬入から30年から50年で搬出)と、すでに始まっていることから、六ヶ所村から直線距離で70キロメートルしか離れていない青森市としても、約束期限を守らせるよう政府に強く申し入れるべきだとの所見を冒頭に述べました。
今議会での質問事項は、1.有機フッ素化合物PFASの汚染問題(国の暫定規制値1リットル当たり70ナノグラム)、2.空き家対策問題、3.交通安全対策問題(自転車のヘルメット着用)、でした。
答弁に立った西市長は、「市の一般廃棄物の最終処分場は、市民の不燃ごみ、粗大ごみ等を処分している。埋立地からの浸出水は全量処理施設で処理した後、河川に放流している。処分場から放流された処理水は、県の水質測定計画に基づき、外部検査機関に委託して検査を実施しており、暫定指針以下であると確認している」との答弁がありました。
また、空き家対策については、担当部長から「実態調査の結果、2663軒の空き家を確認しており、このうち特定空き家(倒壊のリスクあり、景観上問題、ゴミ等不衛生、等々)は17軒(実際はもっと多いはず)である」との答弁を受け、市民の相談を親身になって受けるように対策をうながしました。
最後に、交通安全対策については、小中学生のヘルメット着用率が全国平均を大きく下回っていることから、講習会の実施等、道路交通法改正にあわせた指導対策の強化を訴えました。
今回の議会質問には、党員ら11名が小熊議員の質問を熱心に傍聴しました。