11月20日弘前市で統一協会に関する学習会がありました。講師は前参議院議員でジャーナリストの有田芳生さんです。

　有田さんは、旧統一協会の実態についてその1954年の成り立ちから、1958年以降の日本との関係と霊感商法の被害者問題を詳しく話ました。

　安倍晋三元首相に対する銃撃事件を契機に明らかになった教団と自民党議員の関係は岸信介元首相の時代に遡ることとあわせ、両者は「反共」を媒介に接近し、その関係が安倍晋太郎、安倍晋三に引き継がれていったということでした。

　1992年8月の合同結婚式以降、統一協会の霊感商法問題は芸能ネタとなり、その後、オーム真理教の地下鉄サリン事件をきっかけに始まった空白の30年が、安倍晋三元首相狙撃事件で、信者への献金ノルマが家庭破壊につながり、自民党の政治家が統一協会を支えてきたという問題が明るみになったと有田さんは語りました。