4・9反核燃の日
全国集会ニュース
2024年4月10日
4・9反核燃の日
全国集会実行委員会
第39回4・9
反核燃の日全国集会
500人結集で
「反核燃・反原発」訴える!
全国から500人が結集した
全国集会会場 青森市文化会館
主催者 原水禁 藤本泰成氏
主催者 青森県反核
実行委員会 今村修氏
4・9反核燃の日全国集会は集会実行委員会によって4月6日、青森県青森市「青森市文化会館」で全国500人を結集し開催されました。
今年は屋内集会を選択し、文化会館での開催となり、その前後には、関係機関への要請行動(13機関―別掲)全国交流集会、現地・六ケ所再処理工場前での抗議集会、それと青森市(6日)六ケ所村(7日)のデモ行進にも取り組む内容でした。
全国集会では、実行委員会主催者として、原水禁国民会議の共同議長・藤本泰成氏と青森県反核実行委員会・今村修実行委員長によって、今集会の持つ意義と闘いの経過・問題点が語られ、反核燃、反原発の闘いを前進させようと訴えられました。基調報告があり、全国からの報告(原子力資料情報室・松久保肇事務局長、核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団・浅石紘爾代表、核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会・栗橋伸夫事務局長)などがあり、青森県平和労組会議・阿部一久議長の音頭でガンバロウ三唱で締め、デモ行進で反核燃・反原発を力強く訴えました。
4・9反核燃の日
全国集会 実行委員会
原水爆禁止日本国民会議
原子力資料情報室
青森県反核実行委員会
(社民党、青森県平和労組会議、フォーラム青森)
核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
核燃料廃棄物搬入阻止実行委員会
全国集会後青森市内のデモ
要請行動13関係機関へ
核燃・原発やめてほしい!
全国集会の前日4月5日(むつ市は4月4日)には、関係機関(県・市町村及び関係事業体)への要請行動の取り組み、国の方針である核燃・原発の推進の立ち場を取る13関係機関に対し、福島原発事故を教訓として、活断層の巣と言われる日本列島の上に原発を置くことは許せないこと。子孫に負の遺産を残してはならないこと、等々の主張を行い核燃・原発から撤退するよう強く求めました。
青森県と要請・交渉を実施
その上で、各機関毎に抱える問題点や着工から31年を経過しても完成しない再処理工場を続ける理由は何なのか(?)などの公開質問に回答を求めました。
要請団は大間コースと六ケ所コースに分かれてそれぞれ要請・交渉を行い最後は青森県交渉に両コース合流し、世話役も含め鹿内県議同席で要請を行いました。
青森県に要請・
道南地域平和運動フォーラムも
電源開発(株)へ要請
東北電力(株)
青森支社へ要請
要請した13関係機関
・青森県知事
・むつ市長
・大間町長
・六ケ所村長
・東通村長
・電源開発(株)社長
・リサイクル燃料貯蔵(株)代表社長
・東北電力(株)取締役社長
・使用済燃料再処理機構理事長
・資源エネルギー庁長官
・原子力規制委員会委員長
4・9反核燃の日 全国交流集会
「能登での反原発の闘い」
講演に学ぶ
講演 訴訟原告団 北野進団長
4・9反核燃の日全国交流集会は、全国集会(会場―青森市文化会館)とデモ行進のあとの4月6日16時45分から青森県労働福祉会館で原水爆禁止日本国民会議主催で開催されました。主催者・藤本泰成原水禁共同議長、原水禁青森県民会議・今村修代表のあいさつと、現地報告として核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団・山田清彦事務局長から報告のあと、「能登での反原発のたたかい(珠洲原発と志賀原発)」と題して、志賀原発を廃炉に!訴訟原告団北野進団長から講演を受け学ぶことが出来ました。
福島平和フォーラム
引地力男 事務局長
北海道平和フォーラム
羽場尚樹 事務局長
原子力資料情報室
松久保肇 事務局長
続いて、各地報告として北海道平和運動フォーラム羽場尚樹事務局長、福島平和フォーラム引地力男事務局長・原子力資料情報室松久保肇事務局長の3人の方から報告があり、現地の具体的報告に参加者は納得したところでした。
全国交流集会のまとめとして、原水爆禁止日本国民会議・谷雅志事務局長のあいさつで締めました。
原水禁国民会議
谷雅志 事務局長
「4・9反核燃の日」
全国市民集会盛会
全国集会と同日、2024年「4・9反核燃の日」全国市民集会実行委員会が主催し、全国市民集会が青森市文化会館で11時30分~13時30分に開催されました。
主催者あいさつのあと、講演として「核燃サイクル40年を振り返る」と題して、青森県反核実行委員会・今村修委員長からお話しがありました。
そのあと特別報告として、原子力資料情報室・松久保肇事務局長、核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会・栗橋伸夫事務局長から報告がありました。
また各地からの報告として、函館から大間原発訴訟の会・竹田とし子さん、六ケ所村から花とハーブの里・菊川慶子さんから現地での実態や取り組みについて報告がありました。
最後に集会アピールを採択し終え、全国集会に合流しました。(参加者61名)
現地六ケ所で抗議集会とデモ
核燃サイクルやめろ!
村内に響きわたるシュプレヒコール
抗議集会主催者 今村修 実行委員長
121名参加の抗議集会
六ケ所村をデモ行進
4・9反核燃の日全国集会の最終日は、六ケ所再処理工場前で「現地抗議集会」を実施し集会終了後はデモ行進で締めました。
集会は、参加者121人で司会は核燃料サイクル阻止1万人訴訟原告団・山田清彦事務局長が担当。再処理工場入口では警備員数名が鉄冊を管理する厳重さ。
集会開始前に“核燃サイクルいらない!”のシュプレヒコール。
集会は、主催者の青森県反核実行委員会・今村修委員長、原水爆禁止日本国民会議・藤本泰成共同議長の「核燃いらない」とするあいさつからはじまりました。
次に現地報告として、六ケ所村の新しい風・遠藤順子共同代表と花とハーブの里・菊川慶子さんから六ケ所村の現実の厳しい状況の報告がありました。六ケ所村にこんな危険なものが持ち込まれ初めは反対の声が大きく上がったが、核燃グループの仕事に就くことから、その声が消され、選挙でも反核燃候補の票が少数になった。しかし、絶対六ケ所の自然を守るためにも反対を貫いていきます、と強調しました。
集会盛り上げにひと役
―日音協青森県支部のうた声―
4・9反核燃の日全国集会を盛り上げるために、日音協青森県支部が、集会開会前にうた声でひと役買って出ました。
曲目は、 ・よみがえれふるさと ・核燃サイクルNO! ・あたりまえの地球 ・風車の唄 とすべて反核燃。・反原発を揃えました。メンバーは4人(女1、男3)のコーラスで、参加者にやる気を吹き込みました。